メモ

反「KJ法」派

私が読んだ本の中で、はっきりとKJ法に反旗を翻しているのが立花隆氏と野口悠紀雄氏のお二人です。

立花隆氏は『「知」のソフトウェア』の中で、「KJ法は役に立たない」と明言した見出しをかかげられています。野口悠紀雄氏もその内容を引きながら、『「超」発想法』の中で、KJ法は発想の能率を低下させかねないと懸念されています。

ただし、どちらの意見でも、原理そのものが否定されているわけではありません。

一例として『「知」のソフトウェア』から引けば、

KJ法の原理は非常に重要なことだということはわかっていた。しかしそれは、別に川喜田二郎に教えられるまでもなく、昔から多くの人が頭の中では実践してきたことなのである。別に珍しいことではない。

と書かれています。

簡単に要約すると、「頭の中でやっていることを、いちいちカードでやるなんて非効率じゃないか」となるでしょうか。この指摘には説得力が感じられます。

問題があるとすれば、頭の良い(と呼べる人)にとってはこのような作業が比較的簡単にできるとしても、凡人(と呼べる人)にとってはそうではない、ということです。


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