メモ

X月X日 木曜日 晴れ

午前6時起床。朝から夫が起きてこない。寝室に行き、どうしたのと声をかけると二日酔いだとの夫の返事。だからあれほど「ちゃんぽんはしないでね」とお願いしたのに。いつまでたってもベッドに潜っているものだから一つ演説を打った。

「そうね、そうやってずって寝てればいいのよ。惰眠をむさぼる、まるで砂糖水を売るような行為だもの。」

ピクっと、夫のふとんが揺れた。

「残りの人生、このまま砂糖水を売ることに費やせばいいわ。世界を変えるチャンスをふいにすればいいのよ。」

夫は「ガバッ」とふとんをめくった。「いや、それはできない。し、しかし、すこし頭痛がするのだが。。。」

私は言った。

「あなたが iPad を使っているのは、『宇宙に衝撃を与える』ためなんじゃなくって? そうじゃないんだったら、iPad なんて捨てちゃえばいいのよ。そうよ、捨てちゃえ、捨てちゃえ。」

「う、うむ。。。そうだな。。確かにその通りだ。二日酔いよりも大事なことが俺にはある。」

私を馬鹿にしたら大間違いよ。私だって、林信行と大谷和利とリーアンダーケイニーを読んでいるのよ。私は言った。

「さあ、早く朝ご飯を召し上がって。でも、Stay Hunglyよ。」

「そうだな、Stay Foolishだな。ちょっと Think Different してみなきゃな。脳にアルコールがたまっている気がするが、お風呂に入って、生き返ろう。」

出勤を見送った後、私は子どもとリビングで遊びながら、「私はアップル信者の夫をコントロールする術を身につけた」のだと思った。

おかゆ MacBook Air  ある iPad ユーザの妻の日記 (後編)
To Tumblr, Love PixelUnion